生産情報化時代を担うオープンインタフェースOPC (OLE for Process Control)：OPCが拓く製造業の将来ビジョン

摘要

日本OPC協議会は，米国OPC Foundationの日本地域組織として1996年10月に発足以来，今年で6年目を迎えた。 計測·監視·制御システムのオープン·マルチベンダ化を指向し，プロセスデータ交換の標準仕様策定，普及活動を進めてきた。 1997年5月にはData Access 1：0A，2000年9月にはData Access 2.04 を公開し，並行して技術セミナ，実装セミナなどの普及活動を行ってきた。2001年9月末現在，クライアント商品13社30種，サーバ商品15社34種がリリースされ，業界標準として広く採用されるに至っている。本稿では日本OPC協議会が考える製造業の将来ビジョンとそのビジョンを実現する上で必須となるOPC仕様を紹介する。