表在癌と鑑別を要する咽頭疾患

摘要

光学系の進歩により,内視鏡画像は格段に進歩した。そのこととともに咽頭?喉頭 領域の表在癌と呼ばれる早期癌が診断されるようになった。この表在癌と鑑別を要する疾 患をよく知ることは表在癌の診断に大切である。鑑別疾患として披裂部の炎症性粘膜変化,リンパ濾胞性の炎症性粘膜変化,乳頭腫,glycogenic acanthosis,白板症,メラノ一シス, 血管腫,軽度異形成について特徴的内視鏡所見を示した。