排尿障害と睡眠障害α遮断剤はBPHの睡眠障害を嶬改善するか

摘要

「排尿障害と睡眠障害の関連」ならびに「前立腺肥大症（BPH）に対するα1遮断薬が睡眠を改善させるか」を検討した。 対象はBPH群68例と器質的疾患のない（非BPH群）273例である。 排尿障害の程度は国際前立腺症状スコア（1－PSS），QOLスコア（QOL－1），BPHによる影響指数（BPH－1［）で，睡眠の質と量はピッツバーグ睡眠質問票（PSQI）で評価した。非BPH群は初診時のみ，BPH群は初診時とC（1遮断薬授与4週間後に評価した。非BPH群ではl－PSS，BPH－II，QOL－1のそれぞれとPSQltの問に有意な相関が認められた（p＜0．01）。 また，BPH群ではα1逓断薬投与後にトPSS，BPH－II，QOL－1が改善しただけではなく，睡眠状態を表すPSQ＝ら6t5±0.7から5．0±0．5に正常化した（p＜0．01）。