血管機能障害を検出する方法およびそれに使用されるキット

摘要

【課題】簡便な血管機能障害の検査手段を提供する。【解決手段】この検査手段に利用する血管機能障害に関連して見られる血液試料中のポドカリキシン濃度を測定することによって、血管機能障害（例えば、糖尿病、高脂血症、高血圧症、原発性アルドステロン症、動脈硬化症、川崎病の一病因）としての血管機能の基質的変化（機能劣化・破綻）の有無やその障害の程度を評価することが可能となる。すなわち、被験体から得られた血液のヒトポドカリキシン濃度を測定することにより、血管機能障害の検出が可能となる。該血管機能障害としては、血管内皮の基質的変化（血管内皮障害）に起因する血管機能の変化（例えば、拡張性、収縮性、透過性、接着性）を指す。【選択図】なし