乳癌に対する術後補助化学療法とホルモン療法の比較試験の長期観察

摘要

国立病院九州がhセンター乳腺部において,1975年より約3年4か用の闇に,96例の臨床病理Ⅰ,ⅠⅠ,ⅠⅠⅠ期の乳癌患者に術後補助療法としてm itom ycinC(M M C),0.6m g/kg を静注した.引き続いての3 年1か月間に,同じ病期の患者182例にSterO id a lantiestrogen,m ePitiostane(MEP)を5m g/白を2年間,間欠的に経口投与した.生存者の追跡期間の中央値は21.3年であった.Kaplan-M eier法とlog rank法による健存率,他病死を除いた生存率曲線はM M C 群がM EP群に比べて明らかに(それぞれP=0.0163,P=0.0285)良好であった.Cox比例ハザードモデルによる多変量解析でも同様であった.全生存率は,両群間に差ガあるとはいえなかった.このMMCの効果はと< に閉経前患者で著しかった.本研究は,無作為比較試験ではないが,ほぼ同じ背景園子の症例すべてに連続的に行い,術後長期の解析であり,術直後のM M C化学療法の術後補助療法としての有効性がある可能性が考えられる.