インスリングラルギン300 U/mL (Gla-300)は1型糖尿病において，ィンスリンデグルデクと比べてより平坦で均一な定常状態PK/PDプロファィルを示す

摘要

1型糖尿病患者において，インスリングラルギン300 U/mL (Gla-300)はインスリンデグルデク100 U/mL (Deg-100)と比べ，より平坦で均一な薬物動態学（PK) /薬力学（PD)プロファイルを示すことが，定常状態 における正常血糖クランプ試験の結果から明らかになつ た。ィンスリン療法は内因性のィンスリン生成を完全に再 現するものではないが，基礎インスリン療法では，24 時間にわたりより安定したPK/PDプロファイルを達成 することが目的となる。血糖変動が小さいほど24時間 の血糖プロフアイルがより予測可能になるとともに，低 血糖リスクも低くなる可能性がある。これにより患者の ァドヒアランスが良好になると期待される。本試験では，1型糖尿病患者において，Gla-300と Deg-100による定常状態のPK/PDプロファイルを比較 することを目的に，2つのコホートで2種類の用量を検 討する正常血糖クランプを実施した。