飯塚病院 月曜カンファレンス 臨床経験報告会より〔通算79〕『最近の治験?知見?事件!?』パートП64 乳がhサバイバーの倦怠感に通脈四逆湯が奏効した一症例

摘要

はじめに:がhサバィバーとは、がhの診断を受けたすべての人と定義される。なかでも乳がhは、日本人女性において最も罹患率の高い悪性腫瘍で、比較的若い年齢で発症して治療後の生存率も高いことから、乳がhサバィバーとして長い人生を歩むことが多い。そのため、治療に伴ぅ副作用などに対して漢方治療を必要とする患者が多く存在する。今回、乳がh治療後の倦怠感に対して、通脈四逆湯が奏効した症例を報告する。