合同研究会2017開催報告

摘要

人工知能学会には,2017年12月現在,第1種?第3種まで合わせて23の研究会が組織されています.通常は.各研究会は独立に開催?運営されていますが,2011年に人工知能分野のさらなる活性化を図るため,これらの研究会が一堂に会して発表を行う場を設けることになりました.それ以来,発表?聴講無料の「合同研究会jを毎年秋に,昨年度の2016年まで慶應義塾大学日吉キヤンパスの來往舎にて開催してきました.一方,昨今の人工知能ブームの影響で一昨年頃からの参加者数の大幅な増加により会場の収容人数を超えてしまうことが懸念されるようになっており,会場の確保と開催期間の設定に苦慮していました.本年度(2017年)は,慶應義熟大学の先生方ぉよび用度課の皆様に大変手厚いご支援をいただき,会場を慶應義塾大学矢上キヤンパスに移すことができ,十分な収容人数を確保することができました(図1).また,例年3日間の日程は2日間に短縮し.会期を11月24日(金)?25日(土)として開催しました .今回も,過去最多となった一昨年度と間じく15の研究会から99件の研究発表が行われました.研究発表以外に独自の企画を企画している研究会も多く,计17件の招待講演やパネルデイスカッシヨンなどの魅力的な企画が行われ,立ち見の会場も見受けられるなど,参加者の方々からも好評を得ました.また,本年度は,開催期問が2日問と例年に比べて短縮されたため,昨年度実施した前年度の研究会優秀賞を受賞した方々の研究会優秀賞記念講演は開催せず,その代わりに企体企画として,人工知能研究を先導するぉ二人の方の招待講演を開催しました.