インターコネクタ材および周辺機器高温材料の省資源化に寄与ずるステンレス鋼の適用技術開発

摘要

近年、SOFCは固体電解質膜の改良により800°C以下で作動するシステムが主流であり、ステンレス鋼の適用拡大が期待できる。本稿では、①金属インターコネクタ材と②周辺機器の燃料改質器に着目して、省資源化に寄与するステンレス鋼の技術開発要素（耐酸化性、電気伝導性など）を検討した。①前者はレアアースを削減したSUS現5J1に準拠した高Cr含有フェライト系、②後者ではSUS310Sと比較してSi及びAl添加フェライト系のステンレス鋼を評価した。