WSTS、2019年春季半導体市場予測、18年の13．7％増から一転して、19年の半導体市場は前年比12．1％減の減速を見込む

摘要

世界半導体市場統計（WSTS）の2019年春季半導体市場予測がまとまった。それによると、2018年の世界半導体市場はドルベースの半導体合計が前年比13．7％増と、2017年の同21．6％増に続く二桁成長となった。一方、2019年は、2018年後半の市況悪化の流れを引き継ぎ、月ベースでは前年割れで推移している。予測値作成時点では米中貿易摩擦や英のプレグジットなど、不透明要素を完全には払拭できなかったことに加え、2018年から既に顕在化していたスマートフォン関連需要の頭打ちなどもあり、半導体市場合計で同12．1％減と前年割れと予測した。2020年は、半導体合計で同5．4％増とプラス成長に回帰するものと予測した。