産業加工機におけるコア技術の現状と将来動向

摘要

近年，国内での"ものづくり"を評価し，海外と国内での生産の位置づけや役割を明確にし，グローバル競争力を強化する傾向は着実に強まっている。 そこでは，付加価値の高い製品を高生産性で即時性をもってつくることが望まれている。 三菱電機は，これらの要求を"ものづくりの工場そのものの高村加価値化"ととらえ，最新鋭のロボット，放電加工機，レーザ加工機などの産業加工機，高性能なプログラマブルコントローラ等の制御系機器，そして工場全体を最適化するFA統合ソリュ－ション"e－F＠ctory（注ユ）"や"iQ Platform"などの提供を行ってきている。 そのような状況で，製品をつくる源流に近い産業加工機の性能によって，製品の差別化，付加価傍がおおよそ決まることから，加工機の高性能化への要求は留まることがない。