スイートコーンの収量、経済性に及ぼす栽植密度の影響に関する研究

摘要

スイートコーン（SC)の栽植密度を高めて収量、経済性を高めようとの研究がされている.Rangarajanら（2002)は，低温地方でのSCの早 播きでは密植する農家もあることから，最適密度を 検討するため，wタイプ'Tempはtion'および、$ヌタイ プ'Sweet Symphony'を5月播種し（列間76.2cm, ニューヨーク），間引きによってha当たり57300, 64600および73700株とした.平均雌穂収量はそれ ぞれ15.9, 17.7および18.6t，苞葉除去後の雌穂長 が17.8cm以上の割合は79, 58および48%であった ことから，この栽培での最適密度は64600株と考察 した.雌穂が小さいmタイプ'Seneca Spring' (Sen) の64600および86300株区を設けた実験では，2年 とも両区間に雌穂重の差がなかったので，Senは密 植に対する耐性が高いと推定した.