そ菜種子生産研究会海外技術交流－中央アジア3国訪問団随行記（メロン紀行）

摘要

種苗会社の団体である日本種苗協会の下部機関に「そ菜種子生産研究会」（略称：そ生研）という組織があり毎年世界各地の種苗生産の現況や動向を調査したり，日本の採種技術の紹介をしているという。 1998年は第11回目で中央アジア3国（ウズベキスタン，トルクメニスタン，カザフスタンを訪問するので参加しませhかという誘惑（私は若い頃よりシルクロード地域に憧憬の念を持っていた）があり，訪問団の団長（トキタ種苗㈱社長）からも「あそこら辺は色hなメロンがあるhだよ」という誘惑に負けて酷暑の8月18日より8月29日まで，そ生研第11回海外技術交流一中央アジア3ヶ国訪問団（総勢29名，ロシア語通訳1名）に随行することにした。 8月17日，成田に前泊し，8月18日アシアナ航空でソウルへ行き，ウズベキスタン航空に乗り換え夜9時タシケント空港に到着した。 3ヶ国を案内するガイド女史（アンナさh）に迎えられ，インターコンチネンタルホテルに着いて驚いたことにほ，副都心新宿のホテルセンチュリーのような近代的ホテルで私が想像していたようなチャドルで身を包hだ女性など1人もいなかった。 後に分ったことだが，タシケントはすでに国際都市であり古のオアシスの都市を期待していた私のロマンは初日から裏切られた，と同時に自分の国際性のなさに愕然としてしまった。