展示会レポート原三郎、中島壮太盆栽二人展

摘要

平成22年2月6日、岡山県津山市にお，いて一一日間の日程で開催された「原三郎; 中島壮太ー一人盆栽展」。近年珍しくなつた個展形式の盆栽展は、大物盆栽のみで構成された主催者のこだわりが伝わる展示会であつた。主催者である原さhと中島さhは小学校時代からの同級生で、年齢は現在69才。古くからの知人だが、こうして二人展を企画するまで仲良くなつたのほここ数年のことで、中島さhが本格的に盆栽を愛好するようになつたことがきつかけであつたとい、つ。原さhは五十年以上の盆栽歴を誇るベテラン愛好家。10代の頃から盆栽を始め、小品から大物まで幅広く楽しhでいるとのことで、(社)日本盆栽協会津山支部の副支部長を務めるなど、地元愛好家のリーダー的存在でもある。一方中島さhは、祖父の代から盆栽を愛好しているという家系で「盆栽歴は、生まれた時からです」という人物。ただ「祖父から水やりや棚場の掃除などの役割を言いつけられたこともあつて、その反動で盆栽が嫌いになつた時期もありました。私が盆栽をしないと言うので、父は少しずつ盆栽を手放していき、父が亡くなった時には残った盆栽はわずかに七鉢だけになつてしまいました。