大野地区共同利用模範牧場による飼料作物の生産受託

摘要

大野村は岩手県の東北部に位置し（図一）、久慈市、種市町、軽米町、山形村に境を接し、面積は一三四．六五如、距離は県都，盛岡市より一〇五km、二戸市より四二km、久慈市より二五km、青森県八戸市よりは三四hと離れ、気候は年平均気温が一〇°C前後と冷涼で、太平洋岸に比較的近く、夏期は偏東風「ヤマセ」による低温と日照不足が続く。 降雨量も年間一一〇〇mm程度と少なく、降雪量二〇〇cm程度で、大部分が丘陵地填で高原型の山村であり、総面積の七〇．五％が林野で占められ耕地はわずか二一ニー％にしか過ぎない。 気候は前述のとおり、夏期は海流の影響によるヤマセが発生するため、低温と日照不足による農作物への気象災害が発生しやすい地域である。