改善活動による現場力の向上

摘要

現場力の向上に終わりはない．企業間の競争は世界規模で激化の一途を辿っている．一人ひとりのカの一層の強化と共に，それらの力を束ね寺正しき方向に導こうとするマネジメントほ今後ますます重要となる．そして，現場の集合体である企業も，現場と現場の連携が上手くできないと企薬としての総合力が低下してしまう．そこでは，組織力とも言うべき力を最大化させる必要もある．さらに，われわれの競争相手はせ界各地にいる．彼らに負けないやる気とやる範を一人ひとりが身に付け，持てる力を最大化させるマネジメントにより，はじめて対等以上の地位を占めることができる．出来上がった製品の表面だけを見ても，その真にある作り手の技量にある程度の想像はできても，意欲·意志といった作り手の心までを読み取るのは難しい．だからこそ不断の努力で維持向上させていかなくてはならないと考える．現在当社では，海外販売拠点のサービスの分野でKAIZEN活動を展開中で，毎年KAIZENミーティングを開催し研鐙を重ねている．生産拠点でも一部の国ではQCサークル活動に取り組hでいるが，組織的な展開となっていないため見直し強化を計画中である．今回の拙文に対する皆様方からのご批判を仰ぎつつ，今後とも世界に目を広げて研鐙を重ね，現場力向上の任にあたりたい．