燃料電池車市販へのカウントダウン：第2回 トヨタとホンダの共同発表を

摘要

前号で書いた私の記事に修正を加える必要がでてきた。 というのは7月1日、トヨタが燃料電池自動車を今年末に発売すると発表したからだ。 カリフォルニアと日本で行われている公道実験も順調に進み、社会的なコンセンサスを得るためにも販売を急ごうと判断したのだろう。このトヨタの燃料電池自動車はすでに発表されている通り、SUVのクルーガーVをベースに作られている。 クルーガーVを選択した理由は日米で販売できるモデルであることと、さらにトヨタの燃料電池自動車はハイブリッドをコア技術としているので、エスティマハイブリッドと共有のプラットフォームが使えるからだろう。 計画を早めたトヨタの発表を見て、ホンダの吉野社長も、「トヨタと同じ時期に販売できるように計画を早めたい」と述べた。