新型アウディA8の最新車体構造

摘要

まもなく登場するアウディのフラッグシップモデル新型A8。このモデルのために新設されたボディ工場が公開された。作業工程の多くはロボットにより、自動化されていた。アウディは4月上旬、プレス向けに「テックデー“ボディストラクチャー”」と題する技術説明会を開催した。舞台はデビューまで秒読みとなった新型A8用の新たなボディ工場が建設されたドイツネッカーズルム。当然、この日の主題となったのは、新型A8の新しいボディ構造であった。1994年に登場した初代A8のASF（アウディスペースフレーム）以来、アウディは時代に合わせて、最先端の軽量ボディを採用してきた。旗艦であるA8の場合、初代と2代目はオールアルミ製、3代目はBピラーに熱間成形スチールを用いたが、4代目となる次期型ではアルミ、スチール、マグネシウム、CFRP（カーボン繊維強化樹脂）の4つの素材を組み合わせたマルチマテリアルASFを採用する。