木村好宏の“耳寄りな話”第131回『メルセデスベンツの未来』

摘要

1969年6月11日、スウェーデン生まれ。今年48歳のオラ·ケレニウス氏は93年にダイムラーベンツの「国際後継者養成グループ」に幹部候補生として入社。管理部門を経験した後、2010年にメルセデスAMGの社長に就任した。私のオラ·ケレニウス氏との最初の遭遇はこの年、メルセデスAMG 社長として初めてインタビューを行ったときだった。第一印象はダイナミックさが売りのAMGには似合わないほどの物腰の優雅さ。育ちの良さがにじみ出ており、まるでスウェーデン王家の出身かと思ったほどだった。しかも、誰にでも非常にフレンドリーで、しばらくして私のことも「ヨシ！」とファーストネームで呼びかけてくれたほどである。