＜気になる最近のカーデザイン＞：マツダCX-7のデザイン

摘要

2006年末，マツダから元気なクロスオーヴァーSUVのCX-7が日本で発売された．アメリカでは一回り大きい3列シートのCX-9もすでに市販されている．先行する日本のライヴァルたちも例外なく元気だが，CX-7は飛びぬけて元気だ．アメリカを主な市場とするこの車はボディ幅が1870mmもある．日本の道路や駐車場では取り扱いが大変だろうから，広報資料によれば目標とする国内の月間販売台数は380台と控えめだ．マツダの大部分の製品はスポーティであることを売り物にしている．CX-7のデザインも「スポーツカースタイリングとSUVの特徴を融合させたクロスオーヴァーSUV」というやや矛盾したコンセプトを表現したという．18インチの大きなホイールをさらに強調したホイールアーチやマッシヴなアンダーボディに，対照的に軽快なキャビンを載せてスタイリングの特徴としている．コンセプトをストレートに表現したデザインだ．