日蝕、姫路AA新設備完工～国内54万t体制／PMIも増設～1.8万tに

摘要

日本触媒は7月8日、姫路製造所（兵庫県姫路市）で年産8万トンのアクリル酸（AA）製造設備と1万トンのN－フェニルマレイミド（PMI）および廃液燃焼処理設備の完工式を行った。AA新設備は、投資額が約110億円で、今月中に商業運転を開始する。新設備完成により、同社のAA生産体制は、姫路で54万トン、インドネシアのニッポンショクバイ·インドネシア（日本触媒93.7％出資）で14万トン、米国のアメリカン·アクリル（日本触媒100％出資のNAインダストリーズが49.5％／NAインダストリーズ50％出資のアメリカン·アクリルNAが1.0％出資）で6万トン（設備能力12万トン中の引き取り枠）、シンガポールのシンガポール·アクリリック（日本触媒51％出資）で4万トン（同7万3,000トン中の引き取り枠）の合計78万トン能力に拡大する。