グローバル時代にモノづくり現場で見る宗教と国民性 第18回 ミャンマーの宗教と国民性 その2 最近のモノづくりと国民生活

摘要

今回は、タイ＋1の有力候補であるミャンマーの紹介の2回目である。モノづくり現場ということで、ASEANの金型産業とモノづくり、およびそこでのミャンマーの現状について触れておきたい。40年ほど前までは、ASEANではシンガポールが金型産業においても、モノづくりにおいても、アジアNo.1であった。しかし、労働力コストの高騰によって金型製造はマレーシアに移った。そのマレーシアでは、2000年代に金型産業が隆盛であったが、やはり労働力コストが高騰し、モノづくりの中国への移転もあって、金型産業は衰退する。