電磁メタ表面を用いた電波吸収体

摘要

電磁メタ表面(サーフヱス）とは、自然界には存在しない反射特性をもつ人工表面(超表面）であり、反射係数や表面波の伝搬振幅を制御できる表 面構造を含めてメタ表面と呼ばれている。2001年に負の屈折率現象が実証された電磁メタマテリアルに対し、メタ表面は部分反射表面や周波数選択板、電磁バンドギヤップ構造など二次元構造体で構成され、二次元ビーム走査の実現や、平板アンテナの指向性向上など、アンテナ分野で多くの応用例が発表されている。また、近年では、リフレクトアレーの発展形として、変換電磁気学に基づくイリュージョンクロークの研究が進hでいる。