ユニ·チャーム、海外売上比率60％弱で国内を逆転、世界企業として君臨、中東で生理用品の生産販売を強化、サウジアラビアでは顧客吸引力抜群で約50％の占有率を有する世界企業大手のP＆Gに挑戦、価格を30％安くして中低所得者層に照準、需要開拓へ

摘要

ユニ·チャームは、海外では中国、タイ、インドネシアを中心に展開し、海外売上比率が60％弱で国内を逆転し、世界企業に君臨、中東で生理用品の生産販売を強化する。圧倒的な占有率を有して牙城が非常に固いP＆Gに後発として挑戦中であるが、その差を少なくするのは容易ではない。そこで、当然、後発として“機能を絞り、値ごろ感を出す”コンセプトを推進中である。P＆Gは、高度のネームバリューを有し、サウジアラビアで顧客吸引力が抜群で、約50％の占有率を有している。ユニ·チャームは、対抗策として、価格を30％安くして中低所得者層の需要を開拓する基本方針に傾注している。