多発性骨髄腫の臨床

摘要

多発性骨髄腫（multiple myeloma，MM）とその周辺疾患は，骨髄，髄外細織におけるリンパ形質細胞系細胞の単クローン性腫 性増生とその産生物であるM成分（M－COmPOnent）の存在によって特徴づけられる疾患である．当研究室で扱った症例（表1）から得られた知見を中心に述べる．