既存の八ウス施設を活かし、ホウレンソゥを周年で安定出荷

摘要

茨城県の南東部に位置し、太平洋に面する鋅田市は、国内有数の農業地域だ。旧旭村地区を管轄するJ A茨城旭村では、十数年前から施設圃芸による蔬菜栽培に力を入れており、2005年に蔬菜部会を立ち上げ、ホウレンソゥ、ミズナ、コマツナ、パプリカなどの各部会を組織している。ホウレンソゥ、ミズナ、コマツナは大きな部会で、役員は40代が中心。多くの農村部が後継者不足に悩hでいるなか、跡継ぎも育っている恵まれた農村地域だ。ミズナの出荷量は全国40%のシェアを誇り、ホウレンソゥ、コマツナもそれぞれ販売高がW億円を突破している。特に近年伸びているのがホウレンソゥで、2019年度のホウレンソゥの部会員は130名、乍付面積は約150ha。今年はさらに作付面積を増やし、出荷量が伸びる見込みだ。