ダイコンのハウス栽培：千葉県における栽培技術

摘要

生育温度：発芽適温一五～三五°C、最低一〇°C、最高四〇°C、生育適温は一七～ニー°C、最低気温マイナス五°C。花芽分化：気温〇～一三°Cで分化、五°C前後で最も効果が大、長日（一四時間以上）で促進される。 脱春化：二〇°C以上の高温は脱春化効果があり、高温ほど長時間ほど効果が大きい。抽だい：高温長日で花芽の発育、抽だいが促進され、根部の肥大は抑制される。 光：生育中期からの光線不足は茎葉過繁茂、根部肥大不良の原因となる。 養分吸収：生育前半の肥効が重要であり、基肥重点とする。収量一〇〇kgあげるのに要する吸収量は窒素〇．三八、リン酸〇．一二、カリ〇．四八、石灰〇ニー九、マグネシウム〇．〇七kg。