連載全国野菜技術情报

摘要

果実肥大性に優れるメロン新品種「イバラキング」1育成のねらい茨城県のメロンは、栽培面積1550ha、産出額144億円(2009年)と、全国一の生産を誇る。県東部の鉢田市、茨城町、県西部の八をに栽培され、特に鋅田市はハウスメロンにおいて全国有数の産地である。主力品種である「ァンデス」や「クインシー」は、东京都中央卸売市场で本県産が60 %以上のシェアを占めている。本県での生産は、4月下旬から6月に出荷される半促成栽培が主体であり、ビニルハウスなど简易な施設を利用して无暖房で栽培される。低温时期の12月から2月にかけて定植し栽陪するため、ハウス内トンネル被覆による保温の必要性があり、トンネル内に収まるようにメ ロンのつるを這わせて栽陪する「這い作り」が特である。本県では、昭和60年頃までは、主に5月下旬からの出荷であつたが、早期出荷の収益性が高いことや作期の分ため、5月上中旬、さらに4月下旬出荷へときの前进化が図られてきた。