トマト生産の最先端を追求し続ける匠の技と知恵

摘要

千葉県山武郡は県東部に位置し、園芸作物の一大産地として様々な品目が生産されている。抑制トマトでは、9月中下旬頃から年内程度までの生産が多い。　若梅健司さh（80歳）は、同部横芝地域でトマト生産を続けて60年を超えるベテラン生産者だ。「ぶっ倒し栽培」　や「有機潅水追肥」など、様々な生産技術を開発し、昨年には農林水産省の「農業技術の匠」にも選定された。また、栽培技術について原稿執筆も行い、「トマト桃太郎をつくりこなす」や「ハウスメロンをつくりこなす」、「トマトダイレクトセル宙でつくりこなす」、「最新農業技術、野菜vol.1」（以上全て農文協、最新農業技術は寄稿）などを出版したほか、「タキイ最前線」等で現在も連載執筆を行っている。