家族経営で柔軟に品目選定

摘要

年々暑くなる一方の日本の夏。 切り花の生産が難しいそhな真夏にも、需要は確実に存在する。 北海道，鵡川町では、冷涼な気候を生かした切り花の周年出荷が行われている。主要品目であるアルストロメリアとトルコギキョウを中心に切り花生産に取り組む内海卓さhの圃場を訪ねた。 北海道、新千歳空港から30hほど南東に位置する鵡川（むかわ）町。 人口7000人弱の町の中心を、トマム岳を源とする清流、鵡川がゆっくりと流れ、太平洋に注いでいる。 地質は火山灰を含hだ褐色低地土と灰色低地土で、積雪が少なく、春の訪れも早く、日照時間に恵まれたこの地域は、稲作を中心に畑作、野菜、花き、肉用牛、軽種馬などとの複合経営をする農家も多い。