高山常務に聞く旭化成グループのセパレータ戦略～ポリポア順調－乾式セパレータの拡販が成長のカギ／設備投資も順次推進－

摘要

2015年8月に米国のセパレータメーカーであるポリポア·インターナショナルを買収し、乾式セパレータの「セルガード」と鉛蓄電池用セパレータ「ダラミック」を手中に収めた旭化成。巨額の買収（22億ドル）に伴うのれん償却費負担は重いが、この1～2年で電気自動車がいよいよ本格的な普及期に入りつつあるなど、絶好のタイミングでの買収だと言えるだろう。同社マテリアル事業の成長を担う新たな柱としても注目が集まる。旭化成のセパレータ事業本部長であり、ポリポアの社長を兼務する高山茂樹常務に、グループの電池用セパレータ戦略について聞いた。