三菱レイヨン·越智社長に聞く～基盤構築終えて成長軌道へ－3社統合でマーケット拡大に期待／投資計画の検討進む－

摘要

MMA(メタクリル酸メチル）系事業、炭素繊維·複合材事業、アクア事業の3つをコアとする三菱レイヨン。世界No．1サプライヤーであるMMA系事業では、競争優位性の維持 ·向上に一層力を入れるほか、炭素繊維·複合材は高成長·高収益型事業として期待が懸 かる。アクア事業は、ユニット·パッケージ化によるソリューション提供型事業へと進化 を遂げている。グローバルでの投資計画も複数抱えており、検討中の案件の具体化も注目 される。2017年4月に三菱化学、三菱樹脂と統合し「三菱ケミカル株式会社」としてスタ ートを切るが、存続会社としてさらなる飛躍を目指す三菱レイヨンの越智仁社長に、主力 分野の戦略と3社統合により目指す方向性について聞いた。