住友化学、サウジMMA／PMMA新工場の稼働を睨み拡販体制強化－PMMAの高付加価値化追求／シンガポールをR＆Dの中核拠点に－

摘要

住友化学は、サウジアラビアのラーピグ地区でイソプチレン直酸法MMA（メチルメタクリレート）年産9万トン設備とPMMA（メタクリル樹脂）5万トン設備を2016年に立ち上げる。2015年は同設備の稼働を睨み、拡販体制を強化するとともに、PMMAの高付加価値化を推進する。また、製造·研究機能のシンガポールへのシフト、製品ポートフォリオの最適化、製造プロセスの革新によりMMA事業の競争力·収益力を抜本的に改善する方針で、シンガポール拠点（シンガポール·メチルメタクリレート、以下SMM）については、2013年12月に愛媛工場（愛媛県新居浜市）からPMMA成形材料の生産をシフトしたのに続き、グループのPMMA開発の中核拠点に育成t強化する構えだ。真鍋健二·メタアクリル事業部長に今後の事業戦略について聞いた。