東亞合成、下期課題はアクリル製品価格是正～適期利益回復目指す－半導体市場好調を背景に高純度液化塩化水素を徳島で増設へ－

摘要

東亞合成は、下期（7－12月）にアクリル製品事業の価格是正に傾注する。同社の2014年上期業績（連結）は、営業利益61億円（前年同期比17.9％減）、売上高750億円（同1.8％増）と2割減益（営業利益率は2ポイント減の8.2％）。原燃料価格が上昇するなか、販売価格の値上げが難航したことが主な減益要因で、下期には上期に価格是正が不十分だったアクリル製品事業の川下製品を中心に値上げを急ぐ。