(S027-2)熱間縮径圧延プロセスを活用した電磁特性に優れた電縫鋼管

摘要

著者らは、電縫鋼管（ERW 管：Electric Resistance Welded）をフェライト域にて熱間縮径圧延（HSR：Hot Stretch-Reducing）することにより管円周方向に磁化容易軸<100>が高配向した結晶集合組織を形成させ、その後、フェライト域の高温域で熱処理を行うことで集合組織を維持したまま、圧延による結晶粒内ひずみを解消し結晶粒径を粗大化させることで優れた電磁特性を有する電縫鋼管が得られることを報告した。本報告では、熱間縮径圧延後に冷間圧延を実施し、その後熱処理を行うことで結晶粒粗大化による電磁特性の向上を図った結果について報告する。