ME3A5と自己免疫

摘要

MDA5 (melanoma-differentiation associated gene 5)は,RIG-1 (retinoic acid-inducible gene I) フアミリーに属する細胞質内ウイ ルスセンサーのひとつである.MDA5はIFIH1(interferon induced with helicase C Domem遺伝子にコードされ，CARD (caspase activation recruitment domain)領域，ヘリ力ーゼ領域， C末端領域の3つの領域から構成 される.MDA5は2kb以上の比 較的長い二本鎖RNAをへリカ一 ゼ領域で認識し，ATP加水分解 により構造が変化する。構造変 化後にCARDの相互作用でァダ プター分子であるMAVS(mitochondrial antiviral-signaling protein) を介して下流へとシグナルが伝達される（図1).