2次元データコードによるトレーサビリティの構築

摘要

石井食品では2001年12月1日より主力の畜肉加工品14品目の情報開示を始め，2002年3月1日より製造販売する全製品の情報開示をスタートさせた．石井食品のインターネットホームページ(OPEN ISHII)にアクセスし，商品パッケージに印字されている品質保証番号と品質保持期限を入力すると，その商品の履歴や中身（詳しい原材料名，品種，産地，収穫日·製造日，アレルギー情報，遺伝子組換え情報，抗生物質の残存情報，農薬の残存情報）が即検索できるシステムである（図1，図2参照）．昨年のBSE（いわゆる狂牛病）問題，食品表示問題など消費者の食の安全性に対する関心が高まってきている中で，お客様が一番知りたい情報を秘することなく全面開示するという意図のもと，トレーサビリティを完成させた．