京都議定書《CO{sub}2削除》に貢献するクリーンルーム空調省エネ技術IV：空冷ヒートポンプチラーの省エネルギー技術－高効率化とコンパクト化の両立を図る新技術の紹介

摘要

省エネ型設備を導入したユーザーに税制上の優遇措置を与えるエネ革税制（エネルギー需要構造改革投資促進税制）は2006年度に改正され、高効率型電動熱源機（セントラル方式）がこのエネ革税制の対象に追加された。 空冷ヒートポンプチラーの場合、冷却能力又は加熱能力が100kW以上で、エネルギー消費効率(COP)が4.0以上の機器が対象となる。 このような空冷ヒートポンプチラーの省エネルギー性能向上に対する社会ニーズに応えるため、当社では、40～180馬力、7機種をラインナップした『高効率コンパクト空冷ヒートポンプチラーFシリーズ』を開発した。 本稿では、この高効率コンパクトチラーで採用した省エネルギー技術およびその特長について紹介する。