オープン性と省配線で信号配線の複雑化に対応したAS-Interfaceの動向と対応専用電源APS75-30を紹介：FAオープンネットワークAS-i規格専用電源

摘要

今日、製造業の分野では、生産拠点が世界各国に広がるにつれ、オープンネットワーク化による機器の汎用性が高まっている。また、工場設置や拡張に伴うコストの負担軽減という大きな課題を抱えてきている（表1）。 特にFA制御盤、工作機械などの高度化による信号配線の複雑化は、低コスト化と小型化の障害となり、その解決が求められている。 1990年にシーメンスを始めとするドイツ系企業11社でスタートしたAS- Interface（以下「AS-i」と呼称）は、秀でたオープン性と省配線でこの課題を解決するActuator Sensorレベルのオープンネットワークバスとしてヨーロッパではほぼ100％のシェア、世界市場でも30％以上のシェアを有しており、今後は、わが国を含むアジア地域においても急速に浸透する段階にある。