セキュリティー機器やロボットを作ろう〈第2回〉：やってみよう！PICマイコン－通行回数カウンタ

摘要

一人暮しをされている方は，深夜に家に帰ったときに，家の中に誰かがいるのではないかと不安になったことはありませんか？ 前回（第1回，2005年4月号）製作したドア·アラームは，泥棒が侵入した際に撃退するもので，泥棒がいったん中に入ってしまうと，動作しません．今回は通行回数カウンタを作ります．人が通過したことを焦電センサで検知して，その回数をカウンタに表示します．玄関や居間に付け（写真2-1），出掛ける際にリセットしておきます．もし，不在中に泥棒が入った場合，カウンタの値が増えているはずです．カウント値が増えていかければ，安心して家に入ることができます．今回使う7セグメントLED（写真2-2）は，一般のマイコンを使う際，表示器としてよく使われますから，使いかたを覚えておけば，いろいろなところに応用できます．たとえば，プログラムだけでスロット·マシンやタイマも作れます．