多樣化する移動体通信＆運行管理システム市場－導入事例－全日本高速道路レッカー事業協同組合－運行管理システムが業務を画期的に変える：e-Transitがレッカー業界に新風

摘要

運行管理システムの活用が、仕事の流れそのものを変えるきっかけを生み出そうとしている。全日本高速道路レッカー事業協同組合(JHR)では、NTTコミュニケーションズのASP 型運行管理システム「e-Transit」を導入、加入する全国レッカー事業者111社のネットワーク化を着々と進めるとともに、画期的な業務合理化を図ろうとしている。レッカー事業は事故車や故障車のけん引が主な業務だが、事故·故障がいつ、どこで発生するかは全くわからず、また出動依頼先も個人または法人·損保会社·ロードアシスタンス会社·警察·公団などと多様で、いわば“求車条件”は極めてイレギュラーだ。 一方、公共インフラである道路交通を支える業務ながら、完全な民間経営で業者間競争も激しい。 さらに受注先として大きな存在である損保会社やアシスタンス会社の各業界内競争（主にコスト競争）も複雑に絡み合う。 そのような環境を、e-Transitが一気に解決するのだという。