平成12年度日本伸銅協会「技術賞」決まる

摘要

日本伸銅協会表彰規定第2条並びに技術賞表彰規定に従って、選考委員会を開催、予備選考結果及び選考専門委員会審査結果を含め厳重を審査をした結果、下記2件を技術賞に値すると評価し、平成12年度日本伸銅協会技術賞として、5月29日（火）開催の平成13年度春季定時総会の席上表彰した。 銅箔の用途に注目し、開発に着手し、昭和52年にフレキシブルプリント基盤用圧延銅箔の国産化に成功した。 コンピューター等各種の電気電子機器の発達に伴い需要量も拡大し、それに対応した生産技術の確立が重要課題になった。 当事者達は、箔用素材の開発、圧延におけるクーラントのゾーン制御導入による形状制御及び形状評価技術の改善により量産高速圧延技術開発に長年に掛けて取り組み、本技術の確立に至ったものである。 その結果、当初、2t/月の販売量であったものが現在では100t/月以上と50倍以上に拡大した。