帝人、均衡を取り戻すグループ経営～化成品部門の存在感が際立つ-今期の部門営業益予想は4倍に／連結は医薬への依存弱める－

摘要

帝人グループの連結業績に部門間の均衡が戻ってきた。2日に発表した今3月期の営業利益予想では合成繊維、化成品、医薬医療の主力3部門がバランス良く責献。 収支改善が進む化成品の存在感が再び強まってきたほか、繊維も産業用途で勢いづく。医薬医療は連結営業利益の半分近くを稼ぎ出していたが、今期は増益予想ながらも化成品部門の健闘によって相対的な貢献度を落とす格好となる。