三菱化学、新中計「革進－Phase2」策定～集中·育成事業に重点投資－2007年度営業利益1,400億円以上に／成長戦略に軸足シフト－

摘要

三菱化学は2005年度から3年間の新中期経営計画「草進－Pbase2」を策定した。 2003年度から2年間の現中期計画「同Phase1」で最優先課題に掲げていた事業再編·再構築や財務体質改善を遂行したことで、新中期計画ではグループのより一層の成長·飛躍に向けた施策に軸足を移す。 引き続き石油化学、機能商品（機能化学·機能材料）、ヘルスケアの3分野を経営の柱に位置づけて総合化学路線を堅持しながらも、成長させる事業を選別のうえ積極的·重点的に経営資源を投入する。 設備投資·投融資額は年間ベースで現中期計画より20％増やす。 数値目標として2007年度連結営業利益1,400億円以上（2004年度見込み1,280億円）、ROA（総資産税引き前利益率）は5.5％以上（同4.5％）を掲げた。かねてから検討中の医薬子会社のアライアンスは目標に織り込んでいないが、実現すれば収益拡大要因となる。 冨澤龍一社長が記者会見で説明した。