宇部興産、9月のCPLアジア価格＄2,320に下落～国内外で減産

摘要

宇部興産が交渉を進めてきたCPL（カプロラクタム）の韓国·台湾大口向け9月CIF価格は、前月比トン当たり260ドル安の2,320ドルと大幅に下落した。 原油価格が下落し、ナイロン繊維の荷動きも鈍っているなか、いったんは2,400ドルで需要家との合意に達したものの、直後にスポット価格が急落したため2,320ドルに譲歩せざるを得ない状況となった格好だ。 取り引き数量も通常月に比べ半分以下に落ち込んでおり、宇部興産は国内外で減産を開始。 また欧州の大手メーカーであるBASFやDSM、その他アジア勢も大幅な減産に入った。