旭電化、4カ年計画初年度は「順調」～樹脂添加剤の海外販売が拡大－中国·上海の新工場は年末には稼働／新立地での事業化検討－

摘要

旭電化工業の岩下誠宏会長（CEO）、中嶋宏元社長（COO）は2002年度決算説明会の席上、2002年度から4カ年の中期経営計画の進捗状況などについて語った。 中嶋社長は中期計画初年度業績について「ほぼ計画通り」とし、特に世界市場で競争力を持つ樹脂添加剤の輸出比率が計画を大幅に上回って推移している点を強調した。 また岩下会長は中期計画の骨子である海外展開の状況に触れ、中国·上海での樹脂添加剤などの新工場が今年末には商業運転を開始する見通しのほか、中期計画外の施策として中国の新立地で台湾企業との合弁により化学品工場新設を検討していることを明らかにした。