エチレン、2007年生産2.7％増の773万t～過去最高／稼働率98.8％

摘要

経済産業省化学課がまとめた2007年エチレン生産（速報値）は前年比2.7％増の773万8,500トンと2年ぶりに増加し、1999年（768万7,000トン）以来8年ぶりに過去最高を更新した。 昨年12月の三菱化学·鹿島№2の火災事故による停止が響いたものの、全体では定修件数減少により供給損失が縮小し、エチレン生産能力合計が783万トンと25万トン程度増加したことが寄与した。 設備定修やトラブルなどによる損失を除いた実働能力ベースの設備稼働率も年間平均で98.8％と前年（99.1％）並みの高水準を稚持した。