滕井 實さん（エスケー化研社長）が、私財を拠出し、ユニークな学校設立!

摘要

「企業の雇用年齢を過ぎても、多くの人々は心身ともに健康。 そうしたシニア層に研究·別件の場を」--。 建築用塗料大手のエスケー化研の藤井貫社長（70）が5月に設立したNPO（特定非営利活動法人）「大阪シニア一別道学院」（大阪府茨木市）が本格的な活動を始めた。8月8日から第一期生の募集を始めており、9月開講に向けて準備が進む。 定年退職したとはいえ、つい先刻まで現役だった人々が持つ高い専門知識と経験は埋めてしまうのは惜しいものがある。 シニアパワーの研究成果が期待されている。 同学院は藤井社長が2億5千万円の私財を拠出して設立された。 70歳になっても今だ現場主義で、現役社員と一緒になって、中国、インドなど海外拠点を飛び回る藤井社長の、「60歳を過ぎても、まだまだ一旗も二旗も揚げられる。 定年退職後の再就職先探しはままならず、多くの人々が暇を持て余しているという日本の現状解決の一助になれば」という思いが実を結んだ。