舗装用れんがの標準仕樣書（TS)について

摘要

現在、わが国では普通れんがの主たる用途が舗装用れんがであり、早くから土木建設材料としての舗装用れんがの推進を目的としたJIS化の要求が出ていた。 現在のJIS R 1250普通れんがに規定するれんがは、主に組積用である。 しかし、わが国における舗装用れんがには長い歴史があり、その利用が進んでいるものの品質と試験方法がJIS化されていないため、その利用に限度があることが指摘されていた。 一方、舗装用れんがの品質規格は、2000年の社団法人日本建築学会建築工事標準仕様書·同解説JASS7メーソンリー工事のなかで、M-101「インターロッキングブロックの品質規格」として制定されて広く活用されてきている。このような背景から、舗装用れんがのJISとしての品質規格が要望されていた。