徹底した3S活動で職場に付加価値をつける「良い現場は最高のセールスマン」

摘要

「ライバルとの差別化をはかりたいが，その方法がわからない」。 ものづくり企業に共通の悩みは中小企業においてはとりわけ大きく，時に企業の死活問題ともなりうる。 生産ライン用大型乾燥機などステンレス，アルミ製品を中心に手がける㈱山田製作所（大阪府大東市新田中町2-41，山田茂社長）は，1959年に創業。 当初のプレス板金から，徐々に溶接製缶に業態をシフト。 現在はステンレス製品が売り上げ全体の7割を占める。 同社は，他社との“差別化”を自らの「工場そのもの」に求めることを見出した。 キーワードは徹底した「3S活動」である。その取り組みを同社の山田雅之専務に伺った。